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恥ずかしい過去


こんにちは
こざと整骨院 院長中川周史です。

私がなぜ根本施術専門の整骨院へとシフトしたのかを少しお話しさせていただきます。

以前は「痛みや症状」に対して着目した施術を行っていました。

一時期は長い時で患者さんが
2~3時間待っていただいたこともありました。
本当にありがたいことでした。

なるべく早く 「痛みや症状」 を楽にすることを最優先で、
「痛くない」とい言葉に一喜一憂しながらも
これが正解だと疑った事はありませんでした。

しかし
その場は痛みが軽くなったり、楽になったりしても
数日、数カ月で再発したり
あるいは
膝がよくなったら腰、肩と症状の出る部位が入れ替わっていったり、

なぜだろう?
その場は良くなっても本当の意味で改善させられていないんではないか?
と思う様になりました。

そんな時
あるスタッフの一言が刺さりました。

「僕たちのやっている事って
               痛み止めと何が違うんでしょうね」

その時は全然ちがうだろ!と思い
何を言ってるんだ!という風になりましたが
何かが私の胸に刺さったままになりました。

確かに痛み止めでしかないかもしれない。

そんな私のモヤモヤを決定的にする人が
本当に身近にいたのです。


私の妻でした。


私の妻はいつの間にか
様々な体調不良に悩まされるようになっていました。

その中でも特に酷かったのは
毎月1~2回必ず出現する
「頭痛」
一度発症すると
丸一日寝こまなければ回復しない
吐いて、唸って、
一度はあまりの酷さに救急車を呼んだことさえありました。

病院での検査は特に異常なし

しかし
体調不良は続きます。

私は元々健康な方なのか、年中調子が悪いという状態が理解できませんでした。

ある意味「気の持ちよう」じゃないかとまで思っていました。
相手の木も知らずに・・・

そんな中自宅で妻にどんな施術をしても

「その場は良くてもすぐに元に戻る」
「特に何も変わらない」
「全然よくならない」

など
ここは夫婦ですから遠慮などありません
辛辣な言葉が飛んできます。

私もはっきりとした症状ではないため
何となく手を抜いてやっていったり、どこか上の空のような感じもあり、その結果
上記のような「厳しい言葉」をもらうようになっていきました。

するとこちらも面白くはありおません。
「お前の受け方が悪い!」
「態度が悪い」
などの言葉が出て、益々険悪になり
ある時から治療をすれば必ず喧嘩になり、もう治療をするのも嫌になっていました。

しかし
そんな風であったからこそ
症状は段々と悪化
それでも何をしても良くならない

恥ずかしい話ですが「他の院」に通わせたりもしました。

この時の私の心情は
「身内は治せない、治せなくても仕方ない」
というような気持になっていました。
何ともどうしょうもない話です。

そんな中出産があり、産後の身体の戻りが大変悪く
辛そうな姿を見たときに
やっと、やっと気がつくことができました。

「家族を守れない治療家に何の意味があるのか?」

本当に遅いですが、やっと気がつくことが出来ました。

ここから
「家族に出来る事だけを提供しよう」
という気持ちになりました。


宮沢先生というM式テクニックの創始者に師事し
根本療法を学んでいますが、
おかげさまで
現在は
妻にも頼まれて、週に一回は必ずメンテナンスをしています
その結果
あれだけ必ずあった救急車で運ばれるほどの頭痛が
全くと言っていいほどなくなりました。
その他の体調不良も改善してきて、元気に過ごせる日が増えていることが何よりです。

そして
当院の現スタッフ、卒業していったスタッフも
みんな治療に通っています。

家族はもちろん、自分の身内から信頼されて治療が提供できる喜びにやりがいしかない毎日を送っています。

このような
苦い過去が私にはあります。

しかし
だからこそ
自分の家族に提供するものと同じ本当に良いものだけを
皆さんに提供していきたいとおもいます。
この想いにブレはありません。

ここまで読んでいただいた方
ありがとうございました。

院でお会いすることがありましたら
現在出来うる私の最善を尽くさせていただく事を約束させていただきます!

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