不妊症のご相談 - 【 女性専門 】和歌山・川本漢方薬院(和歌山県岩出市清水)

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不妊症のご相談


今や夫婦10組に1組は不妊症で悩んでいると言われ、しかもそれが増える傾向にあります。不妊症の治療期間は平均6か月にも及ぶそうですが、最近は自然妊娠を望まれる方や、高度生殖医療(不妊専門外来)を受診中の方、着床前スクリーニングをされている方から「高濃度漢方薬」のご相談が増加しています。漢方の最大の利点は月経サイクルを正常に保ちながら治療できるという点にあります。当院には産婦人科や不妊クリニックと併用してオーダーメイドによる漢方治療 (医療費控除対象) を希望されている方が多く来院されています。漢方によって体の弱い部分を改善する事により妊娠率および出産率を高めるという意味では漢方は大きな成果と効果をあげおり、不妊治療を漢方でサポートしています。

※ 体質改善による自然妊娠を望まれる方や女性不妊、男性不妊のご相談に対しては米国生殖医療学会の研究報告に準じた医薬品をご提案しております。不妊漢方における根拠に基づく医療(Evidence based medicine:EBM)を理解したうえ、ご夫婦で高濃度漢方治療を産婦人科や不妊クリニックと併用しながら来院される方も増えており、徐々に漢方におけるエビデンスが示されてきており、漢方を積極的に使っていく上で心強く思っています。

「漢方治療は、漢方薬を飲むことじゃないの?」と考えておられる方も多くいらっしゃいます。正確には「ただ飲むだけ」ではないのです。患者様の身体の中で起きている、様々な矛盾は何か?を患者様とともに考えていきます。これが、漢方の考える未病の治療です。漢方治療は身体の中から、身体の体質から変えていきます。女性の心身は繊細で複雑です。漢方は日常生活で崩れやすい健康のバランスを健やかな状態に保つことで、生活の質(QOL)を改善する効果があり、本来持っている「健康力・免疫力・妊娠力」を高める事ができます。当院では不妊・不育症の原因を西洋医学的観点に加え、妊娠しにくい体質や症状を東洋医学の理論を用いて判断し、漢方薬や日常の養生法(生活リズムの改善、食養生)などを活用する事により、妊娠力を高めるアドバイスを行っています。漢方は日ごろから感じている体調不良をはじめ、生活習慣病や女性特有の月経痛、月経不順、子宮内膜症などの予防や改善にも役立ち、ご夫婦の健康づくりにも有効です。ご夫婦で身体を丈夫にし、妊娠力を高めることが不妊症改善の第一歩だと考えています。

不妊・不育症のご相談に見えた方には確かな「エビデンス(evidence)=確証」が確立されている高品質で高濃度の「当帰芍薬散」をご案内しています。高度生殖医療は革新的に進歩していますが「加齢に伴う卵巣機能の低下」「着床障害」「習慣性流産」という難題に突き当たっています。卵子の質は、加齢とともに低下し、30歳を過ぎると下がる一方で、高度生殖医療をもってしてもカバ―出来ないのが現実です。35歳で不妊治療した人のうち、子供が生まれた割合は16%。40歳に至っては8%です。45歳を超える女性の場合は、体外授精を利用しても妊娠できる可能性は0.5%ほどになっています。

うっ血や血行障害など、血の流れの滞りによる冷えによって子宮、卵巣の血流が低下すれば、卵胞発育が遅れる事により、無排卵となる可能性や卵子の質が低下する可能性があります。また、子宮頚管の粘液分泌低下、子宮内膜が薄くなり着床障害の原因となる可能性などが考えられます。不妊治療で使用される当帰芍薬散は、排卵時に卵巣から分泌されるエストラジオールが上昇するなど科学的にも冷えを解消する効果が証明されています。当帰芍薬散は、当帰(トウキ)、芍薬(シャクヤク)、茯苓(ブクリョウ)、白朮(ビャクジュツ)、川きゅう(センキュウ)の5生薬から成りたち、組み合わせる事により臨床効果として次のような効果や作用があると報告されています。

①更年期障害に対してホルモン補充療法(HRT)と同等の効果が認められる。
②更年期障害による身体的症状(動悸など)の改善が認められる。
③精神的症状(興奮しやすい、抗うつなど)の改善が認められる。
④低色素性貧血を有する子宮筋腫女性の臨床症状(冷え、顔面蒼白など)の改善が認められる。
⑤月経困難症の改善が認められる。
⑥排卵障害に対してクロミフェンに併用すると、妊娠に至る日数が短縮することが認められる。
⑦切迫早産に対して塩酸リトドリンの副作用を軽減することが認められる。
⑧体外受精・胚移植治療周期においてFSH分泌を促進させる可能性が認められる。

など研究結果の一部を紹介しましたが、現在も大学、研究機関、医療機関、製薬会社等で研究が進み多くの症例が検証されています。当帰芍薬散は古くから「安胎薬」として妊娠中の諸病に用いられてきました。安胎薬と言われる所以は、妊娠中は母体が貧血状態になりやすく、また子宮周りの血流や水分代謝をあげることで子宮の環境をよくするためと言われています。当帰芍薬散は現在医療においても切迫早産の治療として使用されている塩酸リトドリンを使用した際におこる頻脈、動悸などの副作用の軽減にも使用されています。生薬にも産地や年数、加工の仕方によって質の良し悪しがあります。お渡しする漢方は患者様にとって最も重要な「煎薬」「生薬」にこだわりを持った国産の漢方薬のみを提供しております。

当院では服薬や携帯に便利なエキス顆粒と高濃度の煎じ薬を患者様の生活スタイルに合わせて処方しています。以前は何時間もかけてコトコトと煮ることにより抽出していた「せんじ薬」も、最新の漢方煎じ薬は電子レンジを使用し10分で完成します。もちろん添加物などは一切加えていませんので、処方されている成分は一切変わりません。生理不順、PMS、慢性疲労症候群、貧血、ひどい肩こり、腰痛、冷え症など女性特有の症状についてもお気軽にご相談下さい。

根拠に基づく医療(Evidence based medicine:EBM) が脚光をあびていますが、徐々に漢方におけるエビデンスが示されてきており、漢方を積極的に使っていく上で心強く思っています。大きい病院に行くほどではない…、行ってもとくに悪いところはないと言われるなど、不定愁訴や女性特有のトラブルに漢方は強い味方となってくれます。女性の繊細な気持ちを察することが出来るのは、やはり同性の女性であることが必要と感じる方は少なくない様に思います。女性に優しい漢方治療で自律神経やホルモンバランスを調えると共に自然治癒力をアップして、いきいきと女性ライフ・子育てライフを楽しみましょう。

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所在地

〒649-6227
和歌山県岩出市清水440-7 ( 川本接骨院内1階 )
TEL:0736-62-2826

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