供養の意味


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仏説として命あるものは六道(ろくどう)の中を生まれ変わり、死に変わりして魂を磨いていく訳ですが、この世で死んで次に生まれるまでの四十九日の間、中陰と言うどの世界にも属さない、言わば中間地帯にとどまるとされています。

生前の行いによって、どこに生まれ変わるかが決定される大切な期間ですから、故人が少しでも良い世界に往けるように親族の者たちは追善追福の祈りを捧げ、功徳を積んで廻向(えこう)することに務めるわけです。

百ヵ日と一周忌、三回忌については、中国における儒教儀礼の影響で行われるようになったものと思われ、七回忌以降の年忌は日本で独自に始められたようです。

我が国では古くからより先祖崇拝が行われ、一定の期間、供養を受けた先祖は、やがて神となって子孫を守ってくれるものと信じられていました。こうした民族・習慣を仏事に取り入れることにより、人々が自然に先祖に感謝をし、実生活が安寧で平和で幸せに暮らせるとの願いが込められていると言えます。

霊界と現世は表裏一体と説かれているように、先祖が苦しめば子孫の生活にも苦しみが現れ、先祖が供養されれば子孫も幸せになっていくとされています。こうした理(ことわり)を理解すればこそ、先祖供養の意味や大切さが身に沁みるのではないでしょうか。

要するに「先祖供養」と言うものは私達にとって失ってはいけないもう1つの“真心”と言えるかも知れません。



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